梅雨・湿気とうねり

表参道、南青山、縮毛矯正、髪質改善、CLASSE,クラス

梅雨になると髪がうねる、雨の日だけ広がる——くせ毛の方なら一度は経験したことがあるはずです。この「湿気うねり」は、毛髪の化学的な構造が原因で起きるものであり、ブローやアイロンで一時的に抑えても根本的な解決にはなりません。この記事では、湿気でうねりが出るメカニズムと、縮毛矯正・微還元ストレートがなぜ湿気に強いのかを解説し、梅雨を乗り切るためのホームケアもあわせて紹介します。


なぜ湿気でうねるのか——水素結合という仕組み

髪のうねりを左右する結合には大きく2種類あります。

水素結合
  • 強さ:弱い(物理的な結合)
  • 水への反応:濡れると切れ、乾くと再形成される
  • くせへの関与:一時的なうねり・広がりの原因
  • ブロー・アイロンで変わる?:変わるが、次に濡れると元に戻る
SS結合(ジスルフィド結合)
  • 強さ:強い(共有結合)
  • 水への反応:水では切れない。化学薬剤が必要
  • くせへの関与:恒久的なくせ・うねりの本質的な原因
  • 縮毛矯正で変わる?:変わる。一度組み替えると水で戻らない

くせ毛の人が湿気でうねるのは、主に水素結合のはたらきによるものです。ドライヤーやアイロンで髪を伸ばすと、水素結合が一時的に「まっすぐな状態」で再形成されます。しかし空気中の湿気や雨によって毛髪が水分を吸収すると、水素結合が再び切れ、元のくせの形に沿って再形成されてしまいます。これが「梅雨になるとうねりが出る」の正体です。

ブローやアイロンで毎朝伸ばしても梅雨の時期は元に戻る——それは水素結合だけを変えているからです。根本的なうねりを司るSS結合には手が届いていません。

縮毛矯正が湿気に強い理由

縮毛矯正が「梅雨に強い」と言われる理由は、SS結合(共有結合)を化学的に組み替えているからです。還元剤でSS結合を切断し、アイロンでまっすぐな形に整えた状態で酸化剤によって再結合させます。この共有結合は水では切れないため、湿気を吸っても水素結合が動くだけで、SS結合の形状は維持されます。

結果として、梅雨の湿気の多い日でも施術した部分のうねりは戻らず、扱いやすい状態が続きます。ただし、根元の新生毛はまだ施術を受けていないため、生え際のうねりは出ます。梅雨前に施術のタイミングを合わせると、シーズンを快適に過ごしやすくなります。


微還元ストレートと湿気の関係

CLASSEで使用しているりんご酸システアミン中和物とジマレイン酸シスタミンを組み合わせた微還元ストレートも、SS結合に作用するため湿気への耐性があります。ただし縮毛矯正ほど強制的にSS結合を組み替えるわけではなく、穏やかにうねりを緩めるアプローチです。

施術回数で湿気への強さが変わる

微還元ストレートは繰り返すことで蓄積効果があります。1回目より2回目、2回目より3回目と施術を重ねるごとにジマレイン酸シスタミンによる架橋が蓄積され、湿気に対する安定性も高まっていく傾向があります。「梅雨前に1回やったが効果が薄かった」という場合、継続することで体感が変わるケースがあります。

活性ケラチンとの組み合わせで湿気ブロック効果が高まる

活性ケラチンはキューティクルの隙間を内側からタンパク質で補填する作用があります。毛髪表面の均一性が高まることで、外部からの水分が侵入しにくくなります。微還元ストレートと組み合わせることで、SS結合レベルの形状安定と、キューティクルレベルの水分ブロックを同時に実現できます。


梅雨・湿気に向けたホームケア

①完全乾燥が最重要

半乾きのまま外出すると、毛髪内部の水分が不均一な状態でキューティクルが閉じ、うねりが固定されやすくなります。梅雨の時期は特に、根元からしっかり乾かし、最後に冷風で引き締めることが扱いやすさに直結します。

②疎水性のヘアオイルで表面をコート

アルガンオイル・ホホバオイル・スクワランなど、軽めの疎水性オイルをドライヤー前後に使用することで、湿気を含んだ空気が毛髪に触れたときの水分吸収を抑えられます。べたつきが少なく毛髪に均一に伸びるものが適しています。水溶性のトリートメントでは逆に吸湿しやすくなることがあるため、油性・疎水性のものを選ぶのがポイントです。

③シャンプーは硫酸系フリーで

硫酸系洗浄成分(SLS・SLES)は必要な油分まで落としすぎるため、洗い上がりにキューティクルが開きやすくなり、湿気を吸いやすい状態になります。アミノ酸系・ベタイン系などのマイルドな洗浄成分のシャンプーを使うことで、乾燥後のキューティクルの状態が整いやすくなります。

④縮毛矯正・微還元ストレートのタイミングを梅雨前に合わせる

梅雨本番(6月)に入ってから施術してもいいですが、5月中に施術を済ませておくと梅雨シーズン全体を快適に過ごせます。縮毛矯正後24〜48時間は水に濡らさないことが推奨されるため、梅雨入り直後より前がベターです。

梅雨対策として縮毛矯正・微還元ストレートを検討する方は、4〜5月の予約が集中しやすい時期です。特に梅雨入り前の施術を希望する場合は早めのご相談をおすすめします。

まとめ

  • 湿気でうねるのは、水素結合が水分によって切れ・再形成されるため
  • ブローやアイロンは水素結合レベルの対処であり、根本的な解決にはならない
  • 縮毛矯正はSS結合を化学的に組み替えるため、湿気に左右されない根本的な対処になる
  • 微還元ストレートも同様にSS結合に作用し、繰り返すほど湿気への安定性が高まる
  • 活性ケラチンとの組み合わせでキューティクルからも水分侵入を抑えられる
  • ホームケアでは疎水性ヘアオイル・完全乾燥・硫酸系フリーシャンプーが基本
  • 梅雨前の施術タイミング(5月中)を意識すると、シーズン全体を快適に過ごせる

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髪質改善に特化した完全マンツーマンの美容室です。梅雨シーズンに向けた縮毛矯正・微還元ストレートのご相談も承っています。毛髪の状態と生活スタイルに合わせた施術プランをご提案します。

  • 縮毛矯正:SS結合レベルで形状を固定。湿気に強い根本対処
  • 微還元ストレート:りんご酸システアミン系。蓄積で湿気耐性が高まる
  • 活性ケラチン:キューティクル補修による水分ブロック効果

参考文献

Robbins CR. Chemical and Physical Behavior of Human Hair (5th ed.). Springer, 2012.

Zviak C. The Science of Hair Care. Marcel Dekker, 1986.

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